子育てって大変ですよね。
でも、旦那育てる方が難しくないですか?
時には、こんなんだったらいない方がマシだと思うこともあるでしょう。
痛いほど理解できます。
私は3人の男の子の育児中ですが、昔は子育てや家事に関心があまりありませんでした。
これは恥ずかしいことですが自覚がなかったんでしょうね。
今は育児にはかなり主体的に行えていますが、家事はどうしても消極的になってしまいます。
妻にはかなりの迷惑をかけてきました。
そんな女性を少しでも助けたいと思い今回の記事を書こうと決めました。
旦那をどう育てると効果的かという視点を男から解説していければと思います。
本当の意味での「イクメン」が増えてほしいものです。
目次
母親は限界にきている
女性の社会進出が叫ばれている昨今。パートやフルタイムで働きながら子育てをする母親が増えてきました。
子育て支援の企業もちらほら出てきており、いよいよ共働きが普通になる日も近いのかと思うほどです。
しかし、この政策を今のまま進めてしまうと、その先に訪れるのは、母親の限界です。
家事、育児、仕事。世の中の母親は限界なのです。
イクメンという言葉が一人歩きしているのではと思うほど家事、育児に積極的な男性は少ないです。
イクメンとはかけ離れている言葉、ワンオペ育児。
この言葉が流行る背景には、イクメンが一部の人のみという証拠です。
男性に訪れる企業や職場の雰囲気
妻や家族のために力になりたいという男性も数多くいます。
その男性たちが戦わなくてはいけないのが、職場の雰囲気や社会の古い常識。
現に私は育児休暇を取りたいが、その間給料が下がるからねと言われ、それでは生活が出来ないと思い有給で対応しました。
今でも子供が体調が悪い時は妻と私とで半々で休んでいます。
最初に妻が休んで子供の面倒を見たら、次の日は私が仕事休んで子供の面倒を見る。
これによって妻が会社でも立場が悪くならないように、そして育児をワンオペ状態にしないようにしています。
これによって、私は会社でまた男なのに子供の風邪で休むのかよ、母親がみないのか?という雰囲気を少なからず感じます。
しかし、会社の人にどう思われようが妻のが大切なので私はこれからも休みます。
このように男性の社会的立場はまだ育児に専念できる状況にありません。
旦那をどう育てればいいのか
実際にイクメンと言われる家事、育児に積極的に行う男性は特に育てる必要はないと思います。
今回はイクメンとは言えない男性にどう言って家事、育児に参加を促せば良いのか男性目線で考えてみました。
現状の大変さをまず伝える
これは何かをやってほしいというお願いというより、今の現状がこんなに大変だよと伝えてみてください。
この段階で「よし手伝うよ!」といってくれる旦那であれば、あとは少しずつ協力してもらえるでしょう。
嫌みにならないように「仕事で疲れちゃってご飯が手抜きみたいになっちゃったらごめんね。」「最近やること多くていっぱいいっぱいで忘れっぽくなってたらごめんね。」など謝りたくはないかもしれないですが、この伝え方は男性には助けてあげたいという気持ちがあるので効果的です。
他の旦那さんと比較は絶対にしてはいけません
これは他の奥さんと比較されたら嫌な気持ちになると思うので、やられて嫌なことはやめましょう。
比較ではなくて、「前は皿洗いしてくれなかったけど最近してくれるよね。すごく助かっているありがとう」みたいにもっと手伝いたくなる声掛けが有効です。
手伝うという概念ではなく共同作業なので当たり前なんですけどね。
旦那の気持ちを理解してあげる
「今日仕事疲れたでしょ。お疲れ様」や「いつも働いてくれてありがとう」など仕事をしてくれて当たり前ではないことを言葉にしましょう。
私の妻はこれがとてもうまいです。給料日には毎回「いつもお仕事お疲れ様、お給料ありがとうございます」って言ってくれます。
通帳は妻が持っているので管理していません。
これは言われて嫌な気持ちになる人はいないと思います。
1から10までやる事を伝えてみる
最初に言っていたのと逆になりますが、世の中の男性は何を手伝ったら良いか分からないことが多々あります。
それなので1から10説明して、その通りにやってもらう作戦です。
「今料理してて手が離せないから、子供と一緒にお風呂に入ってくれる?そのあとみんなで一緒に夕食食べよう」などです。
これは旦那がやることはお風呂に子供と一緒に入るということしかないので最初の手順としておすすめです。
次は「これから子供の保育園の持っていくもの準備するから、子供を着替えさせて朝食食べさせてくれる?」などです。
朝はお互い忙しいと思うので、やわらかい口調を意識しないと自然と怒っているように感じてしまいます。
今回は子供を着替えさせるとご飯を食べさせるの2つがあります。
こんな感じで徐々にやれることを増やしてあげると出来ることが増えていくので、言わなくてもやってくれることがあります。
子育ての意識が上昇したドイツの例
今までのドイツは日本と同じように性別分業意識も強く、保育園も数が少なかったのです。そのため出生率も低い国でした。
しかし近年では、ドイツは2007年に育児休業制度を改革しました。
これはどんな制度かというと、給付のある育児休業期間は基本的に1年だが、ドイツでは父親が2ヵ月育児休業を取得すると、その分の育児休業期間を延長でき、なおかつ母親だけが育児休業を取得するのでは休業期間が延長できないようになっている。
要は母親の育児休業が1年、その中で父親が2か月育児休業をとれば、母親が1年2か月に延長されますよというもの。
しかし、父親が2か月育児休暇とらないなら母親は1年のみの育児休暇しかとれませんというものです。
このように男性の育児休業取得を強力に推し進め、2006年には3.3%だった男性の育児休暇取得率が2014年には34.2%、2015年には35%となっています。
その一方、日本の男性の育児休業取得率は2018年に6.16%です。「平成30年度雇用均等基本調査」
そのような政策を国が行い、育児休業の経験を通し、ドイツの男性たちは父親の役割を理解し、夫婦で子育てを一緒にすることを学びます。
ドイツでは1995年に1.25だった出生率も、2017年に1.57と回復に向かっています。
ただ出生率が回復している背景には様々な要因があります。
その一つして、ドイツと日本の労働時間の違いです。
しかし、政府や社会が本気になれば社会は変えられるという強いメッセージになります。
まとめ
このように男性の家事、育児参加にはハードルがそれなりにあります。
ただ男性の意識さえ変えてしまえば、なんとかなる社会にはなってきたように思います。
旦那をどう育てればいいのかの章では「子供かよ」と自分で突っ込みたくなる内容でしたw
冗談抜きで家事、育児が共同の作業になる日を早く実現しなくてはいけないと思いました。
このままでは日本の出生数は90万人を下回ってしまいます。
これは全盛期の1/3になります。
男性の意識改革の力になりたいので、みなさんもこのブログを拡散してくださるとうれしいです。