子供のイヤイヤ期や反抗期などで叱っても
「全然言うことを聞かない!」
「どうやって叱ったら良いかわからない!」
そんなお悩みの方はいませんか?
そんな中、やってはいけない叱り方をしていませんか?
この記事ではやってはいけない叱り方を3つお話したいと思います。
本当は細かく説明すると何十個もあるのですが今回は特に気を付けたい事のみ説明させていただきます。
そして簡単な叱り方の具体例なども加えます。
最後に心理学を用いた導き方も説明していますのでぜひ最後までお付き合いください。
日々社会の中で頑張っているパパ・ママのために頑張ります!
私自身も3人の息子の育児真っただ中です。
理由を聞かないで叱る
これはとっさに怒ってしまう時に起こりがちな叱り方です。
これをされると子供は何を注意されたかわからないので悪いことをしたという自覚より「何を怒られているんだろう」と疑問に思ったり、理不尽に感じたりします。
大人が悪いことだとわかっていても子供がそれを悪いことだと認識しているとは限りません。
しっかりと冷静になって何が悪かったか説明してあげましょう。
私の家で起こるパターンだと長男が次男に意地悪をしたとしましょう。
「意地悪なんかするんじゃない!」
これだと理由を伝えているように感じますが何が意地悪で何が意地悪じゃないのかわかりません。
「〇〇が嫌だと言っているよ?人から嫌な事されたらどんな気持ちになる?」
と言うだけでも子供はダメな事だと感じるし相手の気持ちまで考える練習ができます。
後は「どうしてそんな事をするの?」と
質問する事も良いと思います。
そうすることで子供が何を思ってその行動を取ったか知れます。
意外な理由があったりこれは子供を理解するうえで大切です。
そして子供が自分の気持ちを伝える練習としても有効です。
大人もそうですが自分の気持ちを伝えるのは難しいですよね。
人格を全否定するような叱り方をする
これは親に余裕がないときに起こりがちな叱り方というか怒りですね。
どんな人でも余裕がない時があるかと思います。
そんな時は怒らないで少し時間をおいて子供に伝えてみましょう。
怒りという気持ちの持続時間とは一般的に6秒とされています。
怒りが口から出そうになったら一旦飲み込み、心の中でなんでそんな事するんだろうと?
子供の気持ちを理解する時間を設けてみてください。
そんなことしている間に怒りは静まりだし子供の気持ちを理解することも出来ます。
理解すると、そんな時もあるよなって共感でき、子供に伝える言葉も変わります。
親は子供のころを経験してますが子供は親を経験していません。
一生懸命理解してあげる努力をしてみてください。
他人と比べて叱る
これは兄弟がいると起こりやすい叱り方かなと思います。
どうしても比較してしまう対照が近いからです。
これをしてしまうと常に他人と自分を比較する子になってしまいます。
これはお分かりの通り不幸の志向です。
自分と他人を比べて優れている、劣っているという考え方ですね。
これでは自分の人生を生きれません。
もし比べて叱っているのなら、それはもう止めて、過去のその子自身と比べましょう。
「あれ?昨日の○○くんは出来てたよ~かっこよかったな」
あとは「○○くんがやってるから、○○もやってみれば?」
など、もし比べるのならこんな感じのやり方はどうでしょう?
比べるとどうしても良い気はしないのでなるべくならしないほうが良いです。
また、友達や兄弟の前で比べて叱るのはその子の自尊心を傷つけるので絶対にやめましょう。
メンタリズムな褒め方
褒め方と書きましたが褒めるということはあまりよくありません。
なぜかと言うと承認欲求が出てしまうからです。
褒められたいからという気持ちは褒められなかった時に「承認されなかった」つまり認められてない。
そう感じてしまうからです。
親の期待通りに生きなければ認めてもらえないと思ってしまうため息苦しく感じてしまいます。
では、どうすれば良いかというと心理学にはピグマリオン効果というものがあります。
ピグマリオン効果とは
教育心理学における心理的行動の一つで教師の期待によって学習者の成績が向上することである。Wikipedia参照
これは周りの期待に応じて、その人の能力が向上するような効果をいいます。
人間は期待された通りに成果を出す傾向があるというとです。
これは褒めて期待するのと何が違うの?と思うかもしれませんが、褒めるというより導く感覚に近いと思います。
例えば:○○は本当にやさしい子ね。
こう伝えるとその子は自分は優しいんだ!みんなに優しくしよう!
こんな風に思うわけです。
この効果は優しくない子供に伝えても効果があるという事です。
子供がよく意地悪をしてしまう場合は少しでも優しくしている場面があったら「○○は優しい子ね。」と伝えてあげると次第に優しくする事は良いことだと気づくことが出来ます。
そうすると少しづつ意地悪することも減っていきます。
もし減らない場合はもっと根深い深層心理があります。
私の体験から言いますと、長男が次男、三男に意地悪をよくしていたので観察し理解しようと考えました。
そして見えてきたのが「弟たちばかりではなく僕も見てくれ!」という訴えが素直に言えずにいるのかなと。
その気持ちが意地悪をするという行為になって出てきているのだなと感じました。
子育てをしているとどうしても下の子に注意や気持ちがいってしまいます。
お兄さんになると自分のことは自分で出来てしまうからこの現象が起きます。
うちの場合はその気持ちを代弁してあげました。
「○○が意地悪しちゃうのは下の子ばっか構って○○をもっと構ってよってことかな?」
このように自分でも分かってない場合はこの方法が良いかなと思います。
それからぎゅーして一緒に遊びました。
そしたら見るからに意地悪がなくなりました。
話が逸れてしまいましたがピグマリオン効果の反対に「ゴーレム効果」というものがあります。
怖いゴーレム効果とは
これは逆でマイナスな言葉で悪いほうにいってしまう事です。
「ダメな子だ!」と言うと自分はダメ人間だと思うようになり、本当にダメ人間になってしまうという事です。
叱る時には気を付けましょう。
まとめ
子供は自分とは違います。
どうしても親よりも未熟です。
それを理解していれば怒るのではなく叱るができると思います。
子供は親のことをよく見ています。
それは親であればよく理解されていると思います。
よく怒る親の子供はよく怒ります。
穏やかな親の子は穏やかに。
自分の鏡だと思って接しましょう。
私は子育てとは自分育てだと思っています。
誠実に子供と接すれば子供は誠実に。
いつも前向きな言葉や行動をみせれば前向きな子供に育つでしょう。
つまり、叱るときは自分にも責任があります。
まず第一に子供のことを考えて叱ってあげてください。
そして子供1番の理解者であげてください。
みなさんの悩みが解決して幸せな家族生活になる事を願ってます。