みなさんは他人に対して不満を抱きますか?
それとも他人に不満を感じませんか?
不満を抱きたいと自分から思う人はいませんよね。できるなら満足したいと思うのが普通です。
今回は人に不満を抱く人とそうではない人の決定的な違いを解説していきたいと思います。
目次
まず人はどんな時に不満を感じるのか考えていこうと思います。
・相手に嫌な事をされたとき
・相手が自分の思った通りに行動してくれなかったとき
おそらくこの2つが主な原因になると思います。
この2つを上手く理解し対応できれば他人に不満を持つことが少なくなるでしょう。
どんなに頑張ってもまったく不満に思わなくなるというのは難しいと思います。しかし、仮に不満に思っていても原因さえ分かっていれば気持ちの切り替えは早いと思います。
日常から不満を取り除き自由で楽な気持ちで過ごしたいですよね。
それでは本題に行きましょう!
結論:常に意識を自分に向けているかどうか
詳しく説明すると、常に自分に気持ちを向けるということです。問題が起きたときに自分の中で解決しようとしているかって事です。
これとは逆に不満を感じやすい人というのは常に相手に意識が向いています。自分には向いていないので相手の行動や言動に意識が向いてしまっています。
これが決定的なたった1つの違いになります。
先にあげた2つの不満に感じる事柄を具体例などを織り交ぜて解説していきます。
相手に嫌な事をされたときの解決法
人に嫌なことをしてくる人っていうのは少なからずどこにでもいます。
簡単な解決方法としては関わらないようにするしかありません。
仕事仲間でどうしても毎日顔を合わせなくてはいけない場合があるかもしれませんが、その場合は必要最低限のコンタクトで済ませましょう。
ここで不満に感じて抜け出せない人の特徴は、嫌なことをされた事実を他人のせいにする傾向にあります。
「あの人が嫌な事を言ってくる」「嫌がらせをしてくる」など相手の行為によって被害を受けるわけですが、その解決する方法を相手に求めているのです。
逆に不満を感じたくない人の解決法は相手はどんな気持ちでその行動をとるのか考え、悪意の有無や、自分に悪影響だと感じたらすぐに離れます。
そしてその人には近づきません。決して相手のせいにはしません。嫌な事をしてくる人だと理解できたら離れる。これ以外に感情はありません。
不満に思うこと自体が時間がもったいないですし、心が疲れてしまうので理解して終了でいいのです。
会社の上司が嫌みを言ってきたり、嫌がらせをしてくる。
解決策:会社を辞めましょう。そのようなレベルの人間が上に立つような会社は早く辞めるに越したことはありません。いつまでも不満に思っていても、その会社にいると決めているのはあなた自身です。
親や兄弟が嫌なことをしてくる。
解決策:離れることができれば1番良いのですが、家族となると厳しいことがあるかもしれません。そういった場合は相手を赤ちゃんだと思いましょう。自分に対して嫌な態度をされても、赤ちゃんだからしょうがないよなと我慢できる範囲が広がります。
このように相手が原因でも自分で対処できます。不満に思う人と思わない人の違いは解決を他人に委ねないという差があります。
相手が自分の思った通りに行動してくれなかったとき解決法
こちらの方がコツさえ掴んでしまえば楽に解決できると私は思っているのですが、人間という特性上難しいかもしれません。
これは怒りのメカニズムとほとんど同じ何ですが、他人に期待をしているからなんです。
前の記事を張っておきます。
相手に「 これをやってくれるだろう 」「これをやってあげたんだから、あれしてくれるだろう」と勝手に期待をして、それが答えられなかった時に不満に感じます。
これは近しい関係に生じやすい不満です。
- 恋人同士なら「私は食事会に行かないのに、なんであなたは行くの」
- 夫婦なら「今日は仕事が休みなんだから掃除くらいしてよ」
- 親子なら「なんで言うことを聞かないんだろう」
近い存在じゃなくても起こる不満というのは「普通」という言葉が使われるときに多いです。
例えば、「普通そんなことしないよね」「普通に考えて」などです。
それは自分が思っているだけで、他人にとっては普通じゃないかもしれません。他人も自分と同じ普通なんだという期待です。
これらは相手は関係なく、自分で作り上げた不満です。
そして、その不満先は自分の依存先でもあります。その人に依存しているから不満が生まれるのです。
そこには相手を自分の思い通りにしたいという心理があります。
この手の不満は自分のわがままだという事を理解しましょう。
本当に相手のことを思うのであれば、このような不満は生まれません。
相手を支配するのではなく、尊重してあげましょう。
本気のまとめ
ここから2つの不満に共通する改善の考え方を伝えます。
今回の解説で自分次第だよということが分かっていただけたと思います。
大事な考え方として有名な本の「嫌われる勇気」にある課題の分離を推奨します。
自分の課題か相手の課題かを分離する考え方です。
本分から抜粋すると「馬を水辺に連れていくことは出来るが、水を飲ませることは出来ない」
水辺に連れて行くのは自分の課題、水を飲むのは馬の課題です。
そこをしっかり理解しとくと生きるのが楽になります。
嫌なことをしてくるかしてこないかは相手の課題なので考えなくて良いです。
しかし、その嫌なことを受け入れるか、受け入れないかは自分の課題です。ここだけ考えれば良いのです。
相手が何をするかは相手の課題で、自分が何をしたいかが自分の課題です。相手の課題をコントロールしようとすることはできません。嫌われてしまうだけです。常に自分はどうしたいのかという軸を持って行動を取るべきです。
他人は自分を喜ばせるために存在しているわけではありません。
自分が自分を特別だと思うように、他人も自分が特別だと思っています。
他人のためにやっている行動が「自分だけ我慢している、自分だけやってあげている」と思うのなら、それは誰のための行動でしょうか?
その人のために喜んでとる行動は見返りを求めないのです。
求めている時点で動機が間違っています。
常に意識を自分に向けてください。
それは自分を成長させ、幸せにしてくれます。